まったりと物を捨てることを考える(30)最終回 update ver.
断捨離の実践編でございます。我が相棒の実家を、結局私がしゃしゃり出て始末いたしました。最初に玄関や通路を塞いでいる家具の始末に、業者のトラックを使い5万円。市営の焼却場に荷物を三回に渡って持ち込むために、借りたレンタカー代金が合計3万円くらい。決められたゴミ捨てについては指定ゴミ袋で50袋位。そして、遺品整理の業者を使って始末しましたが、これが30万円ほど。これに大人二人の新幹線の往復交通費が20万円、宿泊費が10万円くらいかかっております。さらに、遺品整理のために宅急便で自宅まで送った送料が、10箱2万円くらいかかっています。
これが大変だと思うのか、それとも必要経費だと思うのか、人それぞれでありますが、まともにやったら、今時これくらい頑張らないと、始末が付かないのであります。高度経済成長、バブル経済、そしてバブル崩壊、そのツケがこうして回って来たのであります。練習しておいてよかったなあと思います。
2019年8月24日
今朝の天気予報を聞いていたら、もう熱帯夜にはなりませんというようなことをキャスターが言っていまして、どうやら夏も終わりの気配が漂うのであります。梅雨模様が長引いて、七月の末まで涼しいことこの上なかったのでありますが、梅雨が明けたら猛暑でありまして、それも一か月で終息と言うことなのであります。
六月七月には、とある山に通いつめまして、「山小屋」の整理に赴いたのであります。山は山なんですが、標高はめちゃめちゃ低いので、まあ例年なら行くだけで暑さでやられてしまうはずでありますが、たまたま山に登った時に限って雨が降らず、さらに山上は風が吹いて快適でありました。
「山小屋」の住人は亡くなったのでありますが、何せ鬼と言うか邪というか物の怪でありましたから、関係者が怖がって片づけをしたくないと言い張るので、しかたない、鬼も、物の怪も苦にしない私が、しゃしゃり出てゴミ屋敷状態の「山小屋」を片づけたのであります。20年くらい前に行ったことがあったんですが、その時はまだ鬼の奥様も健在で、家の中もそれなりの老人の住み処でありましたけれども、今回手を付けて見て住み汚した有様は聞きしに勝るものでありまして、最初はどこから手を付けてよいのか、皆目見当が付かないというような状況だったのであります。
麓の鉄道駅から、最初はリュック姿で山道を登って見ましたが、これがけっこう険しい道のりでありまして、特に下山する時の負担が膝に集中しまして、膝がほぼ壊れました。懲り懲りして次からはタクシーを使って、少し遠回りにはなりますが、山小屋の近くまで接近して、そこからちょっとだけ登るというように工夫いたしました。それにしても、窓を全開にして風を通しまして、多少の埃や塵を払い、ちょっとずつ片付けて行ったのでありますが、何せ山の上、見晴らしのいい事、眼下に人里を眺めまして、こんなところで清浄な暮らしを営めなかった鬼の宿世というものを少し気の毒に思ったりいたしました。
さて、「山小屋」はめでたく片付けまして、大方のゴミは業者を呼んで処分を依頼しましたが、いくら山の上とは言いながら、お金はしっかりとかかるのであります。最後はレンタカーを借り出しまして、市営のゴミ焼却場に持ち込んで始末いたしました。「山小屋」の思い出の品などを、宅急便にして持ち帰りましたけれども、お宝のような物は皆無、関係者にそれなりに分配は致しましたが、だれも欲しがらないものは処分いたしまして、一件落着とした次第です。鬼が化けて出ることもなく、どこからも何も言ってこないのでありますが、鬼の所業はこれから明るみに出ることでありましょう。
子孫である我が伴侶の夢では、鬼はカミキリムシになったらしい。
2023年4月14日
断捨離について、まったりと捨てることを考えておりましたが、親の世代の後始末をしまして、ほんとに大変だなあと思いました。親が生きている間に何とかしようと頑張る方もいるようですが、死なないと片付かないだろうと思います。それよりも、自分の身辺を片づけて、さっぱりと暮らした方がよさそうであります。
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