元の木阿弥。(3) update ver.

2016年7月1日

イギリスのことなんか何にも知らないのでありますが、10年くらい前、ちょうどアメリカがテロ攻撃を受けて貿易センタービルが崩壊した直後ぐらいでありますが、イギリスもテロにあっていて、イギリス行きの飛行機の搭乗手続きが長蛇の列だった時がありました。成田空港の物々しさは今でも記憶にありますが、とにかく列が長すぎて、どこが最後尾か分からないという有様でした。


あの時、イギリス土産として貰ったお土産は、たぶんシャーロック・ホームズ記念館のバッチでありまして、今でも捨てずに残してあるのであります。イギリスの欧州連合離脱の決定について、いろんな識者がコメントを残しておりましたが、読売新聞はたぶんニコルさんとマークス寿子さんでありましたが、なるほどという顔ぶれであります。ニコルさんは黒姫駅で見かけたことがありまして、たぶんあの辺にお住まいの方であります。電車で到着の奥様のお迎えだったはずであります。


鬱蒼と茂ったランタナ。

マークス寿子さんの有名な著書は、『大人の国イギリスと子どもの国日本』というものでありまして、これは単行本はあるんですが、文庫になっていないはずであります。非常に面白い本で、イギリスと日本の優劣をはっきりと付けている書物ですから、毀誉褒貶相半ばしていて、なかなか文庫にして出そうという出版社がないのかもしれません。


面白いのは、イギリスに駐在していた企業関係者の振る舞いを散々こき下ろしておりまして、彼らがどれくらい怠惰で愚かかということをすっぱ抜いているのであります。ふと気が付いたら、マークス寿子さんがやり玉に挙げている中に、どうも自分の知り合いもいるようでありまして、その御一家としては、イギリス生活は自慢の種でしたが、両者を突き合わせるとマークス寿子さんの指摘の方が正解でありましょう。だからこそ反発する人が出て来るのであります。


今回の騒動を見ていると『錯乱した大人の国イギリスと妙に覚めた子供の国日本』とでもいうべき様相を呈しておりまして、時が経って微妙に両国の様子が変質しているのであります。


禍福は糾える縄の如し、でありまして、刻々変化いたします。人も国家も昔のままだと思っていてはしくじるでしょう。


2016年7月2日

ふと思ったのでありますが、イギリスは欧州連合から離脱するかどうかという国民投票をしたのでありますが、もうちょっと工夫すれば、これほど混乱しないで済んだような気がします。ある組織からドロップアウトするというのは、これは非常に目立つし、それまでの参加していた経緯を無駄にするわけで、離脱ということ自体がリスクが大きすぎるということなのであります。


そう言えば、東洋の果ての島国である日本の場合も、昔そういうことを敢行して世界大戦に突入したのではありませんでしたでしょうか。イニシアチブが取れないから辞めるというのは、非常にネガティブでありまして、発展性に欠ける印象であります。同じ事なら、欧州連合に変る新しい枠組みを提示して、欧州連合を発展解消するとか、あるいは意識を共有する他の国を誘い込んで、欧州連合に代わる連合体を作るとか、そう言えばよかったのであります。いい知恵でしょ? まあ、それでもこうなってしまえば、後の祭りでありまして、離脱するプログラミングを作る事すら難しそうであります。


ギボウシの現在。

日々実感するのは、デフレがどんどん進行しておりまして、定価販売とか従来通りの価格設定というのが、もはや別世界の値段であります。だとすると、日ごろ馴染みのない分野でも価格破壊が進んでいるはずで、こちらが知らないと思って高値のまま吹っかけて来る場合は、相当悪質だということであります。メーカーのお菓子だとか食料品は、5年くらい前の半額に近くなっておりまして、それを基準にすると販売価格によってそれぞれのお店の経営努力が見えてきたりします。


駅の自動販売機のジュースやお茶のペットボトルや缶コーヒーの値段は据え置きのままでありますが、最近はあれを買っている人を見かけなくなりました。ドリンク剤だって半額ですから、よっぽど喉が渇いていたりしなければ、もう駅の自販機で買う必要性は薄いのであります。同じように、家電製品も値下がりしておりまして、メーカーのサイトで買う気にはなれないわけでありまして、街の量販店もとてつもなく高いのであります。


つまり、情報弱者は高いもので我慢するしかないのでありますけれども、ちょっとネットで調べれば、安いものは底なしであります。高止まりしているところには、よからぬ権益が絡んでいるのは間違いないのであります。


時々送られてくる年金定期便の通知のための料金は、莫大でありましょう。そのための事務費用も莫大で、年金をどこかに吸収して平気でありますね。


2016年7月3日

ふと気が付くと七月であります。うかうかしていると、2016年もすぐに暮れそうでありまして、うかうかできないのであります。今は民主主義の時代ということになっておりますけれども、果たしてそうなのかどうか。選挙の争点というのが、本当に争点として意味があって、それに向けて投票することにちゃんと意義があるのかどうか、そこのところが怪しいような気がします。


何となく、見せかけの争点が形成されているんですが、肝心の事は実は事を荒立てないでどんどん変更したり決めたりしているのじゃないかと心配するわけであります。実際、家庭だろうが会社だろうが、話し合いの俎上に載せないで決めていることは山ほどあるわけで、議論していることは実はどうでもよいことだったりするのであります。


イギリスはうっかり欧州連合からの離脱か残留かを国民投票にしてしまいましたが、そんなことよりは、紅茶に入れるミルクをどのタイミングで入れるかという議題を論じるべきだったのでありましょう。東洋の小国日本の私は、ミルクをカップに入れて電子レンジで温め、そこに紅茶を注ぎます。「ミルクが先に決まっているんだ党」の党首就任要請は拒みませんが、要請が来るのを首を長くしてお待ちいたします。


まだ咲いていないサルスベリ。

還暦前後の人のブログを見ておりますと、自分の病状を逐一報告しているブログがありまして、まあもう相当危険な状態であります。本人はまだ生きられると信じているようですが、書いてあることをあれこれ考えると、もうかなり重症でありまして、いつブログの更新が止まってもおかしくないのであります。


それとは別に、公私にわたる日々の記録を、表向きはフィクションだと述べてあけすけに書いているブログがありまして、これはもうリア充を盛んに喧伝する典型的なもので、あれを食ったこれを食った、誰それに何をプレゼントした、全部書いているわけで、行ったお店は実在の店であります。書いている内容をこれ以上紹介すると、もうその人の誹謗中傷をした事になりそうであります。しかしまあ、そこまで日常生活をさらしたくなるというのはどういうことなのか。首をひねるんですが、本当のところはよく分からないのであります。もうちょっと自分自身以外のことで、意見なり感想なりを書けばいいのに、話題の中心が自分自身という所が特徴的なのであります。


もう少しで、どちらも何らかの結末を迎えることでありましょう。もはや、恐いもの見たさでアクセスして覗いていたりするのです。

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